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入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識水永 政志ダイヤモン...
入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
水永 政志
ダイヤモンド社 刊
発売日 2006-02
ベンチャーファイナンスだけじゃない 2007-03-25
ベンチャーのためのファイナンスの本と言うイメージがあるが、ビジネスモデル・経営戦略・企業組織・資金調達・資本政策・コーポレートガバナンス・ベンチャーキャピタル・企業価値とM&A・イグジットストラテジーと欲張りな本である。著者が金融機関出身でないためか、ファイナンスに深さはないが実践的な資金調達が書かれている。ファイナンス理論なら他の専門書を読めば良い。
また、新聞紙上ではよく見る株式上場(IPO)の知っていそうで知らないところを丁寧に解説しているところが個人的には気に入った。本書のテーマである、第5章以降がこの本のベンチャーのためのファイナンスが中心的に書かれているため、ここから読んで前に戻る読み方もあり。基本的な知識をこの本で身に付け、気になる部分はその他の専門書でテーマを掘り下げて行くのが良いと思う。
コンパクトにエッセンスが纏まった良書である。
ベンチャーに関わる人全てにとっての良入門書 2006-06-11
体裁の感じより中身は読みやすい。特に、著者が東大在学中に設立、経営、そして売却したソフトウェアの受託開発会社の話が冒頭に出てきて、ストーリーがあることが無味乾燥になりがちなファイナンス本を身近にしている。
ベンチャー本はVCとの関係を書いた本が多いが、この本はタイトルにあるとおり、設立から公開、そして「売却」までカバーしているところが特徴となっている。
この辺は、GSのプライベートバンキング部門でオーナー社長相手に活躍した著者の実体験が生かされ、単なる「こういうほう方がありますよ」という紹介のみならず、その背景にある考え方まで紹介されている。
逆に、VC関係の記述は少なく、独立系VCでおそらく一番活躍しているVCが例として挙げられないなど不完全で、VC出身者ではない著者の弱点もある。
今までの日本のベンチャーは公開後もオーナーシップにこだわる会社が大半だったが、今後、米国のように設立時からEXITまで考える会社が増えてくるのか?
何れにせよ、これからベンチャーに携わる人全てにとっての良書であるとおもう。
会社機能のビッグピクチャーを勉強できる良書 2006-06-09
表題が硬いので、構えて読み始めたが、表題とは反し、中身はかなり読みやすい。ベンチャー志向の人向けの本というよりは、会社の機能を勉強したい人一般にとってのよい教科書という印象である。この本では、ビジネスモデルの構築、会社の設立から株式上場、資本政策、さらには売却までそれぞれの要点をまとめており、会社とはなんぞやというビッグピクチャーを勉強できる良書である。さすがに各論についての深い記述はないが、個別に補強したい知識については、個別の専門書をさらに読み込むというイメージだろう。かつて留学時に習ったようなことが随所に書かれており、「ああ、こんな概念も昔習ったなあ」「なつかしいなあ」などと古い知識を呼び覚ましながら読み進めることができた。
手軽で読みやすいベンチャーファイナンス書 2006-04-21
筆者が
「もし、自分がベンチャーを起業した場合、
この問題をどう扱うだろうか」
という観点に立ったというだけあり、
ベンチャーファイナンスに関することが
実務を踏まえた視点でわかりやすく書かれています。
あくまで「入門」であるため
内容的に目新しいものはありませんが、
手軽で読みやすいものに仕上がっています。
思考センスのよい本 2006-04-15
企業、起業、企業金融について、会社を創って、上場させて、売る、という流れで明解な説明が展開されている。理論と現実の本質を解りやすく書いている。ハウツー本は会社法や銀行との実務を紹介するだけだが、この本は、起業と企業金融の行動原理を踏まえて、理詰めで説明している。なぜ出資と融資が必要か、なぜ銀行は担保を取りたがるのか、なぜベンチャーオーナーは子会社を創りたがるのか、なぜサラリーマン社長は株式持ち合いをやりたがるのか、なぜ取締役が社長の部下になってしまうのか、といった問題も、企業金融やコーポレートガバナンスの本質を踏まえた上で説明されている。思考センスの良い人が、理論を熟知した上で現実を観察し、平易に解説した本である。
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